10. 天沢履:易占い六十四掛の意味

10. 天沢履:易占い六十四掛の意味

今回は易占いの六十四掛のうちの10番目の掛、「天沢履(てんたくり)」の意味をお伝えします。

まず先に掛辞や象伝などの基礎を記載しますが、意味だけ知りたいという方は「意味」のところまで読み飛ばすかこちらをクリック(タップ)してください。

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天沢履(てんたくり)の基礎

天沢履(てんたくり)の基礎

易は掛辞・象伝・爻位(掛)から成り立っています。この項目では天沢履の基礎として記載します。自分で占っている方は、勉強しながら解釈してみてください。

掛辞

虎の尾を履む。人を咥わざるがごとくすれば、亨る。
読み:とらのおをふむ。ひとをくらわざるがごとくすればとおる。

困難な状態にあるが、素直・従順であることで最終的に願いは叶う」という意味です。

今は困難・危険な状態でも、礼節を大切にして誠心誠意対応することで願いは叶うと言っているのですが、普通の対応ではNGということを示しています。

象伝

天を上にし沢を下にせるは、履なり。君子以って上下を弁し、民の志を定むべし。
読み:てんをうえにしさわをしたにせるは、りなり。くんしもってじょうげをことわけし、たみのこころざしをさだむべし。

礼節や年長者(先輩や上司)の意見・アドバイスなどに「素直に従い、礼節をもって進むべき」ということを説明しています。

各爻位

  • 初爻:素直に自分の道を行きましょう。進んで行っても問題はありません。
  • 二爻:ひとりで粛々と道を進みましょう。誘惑や喧騒に心を乱されないようにしましょう。
  • 三爻:並みの実力またはそれ以下なのに、人より優れていると驕っている状態です。そのため危険性があり、失敗する可能性が高いです。
  • 四爻:危険な状態ではありますが、慎重に行動することで最終的には願いが叶います。
  • 五爻:強引な決断は失敗の元です。
  • 上爻:これまで行ってきたことを振り返って反省しましょう。常に正しい道であるように心がけてください。

天沢履(てんたくり)の意味

天沢履(てんたくり)の意味

天沢履は礼節や素直であることで窮地を抜けるという意味が強い掛です。

天沢履を見ていると良くも悪くも分相応であることで、自身の立場をよく理解しているからこそ危険な状況も、誠意が通じるのだと感じています。

大まかな意味

常に危険がある状態ですが、願い事などは最終的に叶います。ただ危ない状況ではあるため、自分の立場を理解することと、あなたに協力してくれる人がいると良いです。

礼節をわきまえて年長者やプロ・有識者のアドバイスに素直に従って誠心誠意尽くすことが、成功に繋がります。

簡単な運勢

次に運勢を見る人もいると思うので、簡単な運勢をお伝えしていきます。

願いごとやビジネス・仕事運・投資の運勢

  • 占的:今は難しい。身の程をわきまえ、時期を待ちましょう。
  • ビジネス:あまりうまくいきません。野心をもったりビジネスで冒険したりすると失敗する時期です。
  • 投資:今は慎重に情報分析をすべき時です。
  • 就職:良い時ではありません。むしろ不調なので時期を見送りましょう。
  • 開業:今は時期ではありません。
  • 転職:動かずに先輩や上司・プロに意見を求めるのも良いです。
  • 方角:西、西北
  • 色:白

天沢履(てんたくり)の時は意見を求め誠意を持って動くこと

天沢履は虎の尾を踏むようなとても危険な状況を示します。食べられないためには、それ相応の行動が必要です。礼儀や誠意・有識者からの意見がとても大切な時になります。その点を意識して動きましょう。

なお、この記事では天沢履の大まかな意味や私が趣味として勉強してきた大まかな概要のみお伝えしています。そのため個人の趣味の範疇を超えません。

ビジネスや投資・人生に活かすのであれば、経験の多いプロに占ってもらうことをお勧めします。