13. 天火同人:易占い六十四掛の意味
- 2019.11.09
- 六十四掛の意味

今回は易占いの六十四掛のうちの13番目の掛、「天火同人(てんかどうじん)」の意味をお伝えします。
まず先に掛辞や象伝などの基礎を記載しますが、意味だけ知りたいという方は「意味」のところまで読み飛ばすかこちらをクリック(タップ)してください。
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天火同人(てんかどうじん)の基礎
易は掛辞・象伝・爻位(掛)から成り立ち、その意味を知ることで願いごと(占的)に対する結果を知ります。ただ、初心者や易占いのことをあまり知らない人が読んでもわかりにくい部分があります。
そのため、この項目では基礎としてお伝えします。自分で占っている方は、勉強しながら解釈してみてください。
掛辞
人と同じくするに野に於いてすれば、亨る。君子の貞しきに利ろし。大川を渉るに利ろし
読み:ひととおなじくするにのにおいてすればとおる。くんしのただしきによろし。たいせんをわたるによろし。
大義で言うと「公正明大なら願いは叶う。正しい道であれば」という意味です。
象伝
天と火与は、同人なり。君子以って族を類にして物を弁つ
読み:てんとひとは、どうじんなり。くんしもってぞくをるいにしてものをわかつ
「志、思いを同じとする仲間や家族・友達と進歩し高め合っていく(向上する)ことが大切」だと説明しています。公明正大に進んで行きましょう。
各爻位
- 初爻:外に出て広く人と交流・交際をしていきましょう。心も開き、仲良くすると良いです。
- 二爻:自分の殻に閉じこもっている可能性があります。人をカテゴライズしている場合も。偏屈的な態度を改善し、視野を広くしていきましょう。
- 三爻:頑張り時。身の丈に合わない野心は失敗につながります。今のあなたの考え方や行動の仕方に問題があるため、振り返り修正すべき時です。
- 四爻:力量以上で高望みの状況です。潔く諦めて手を引きましょう。
- 五爻:停滞していた問題が解決する兆し。積極的に動くことで良い結果が得られます。
- 上爻:本社出世ではなく地方で満足するのが望ましいです。無理はしないようにしましょう。
天火同人(てんかどうじん)の意味
天火同人は仲間と気持ちを統一して前へ進んでいくと言う「協調」と「公明正大」な意味合いが強いです。
苦楽を共にすることは人と人の結びつきが強まり、物事を進めることを容易くさせます。そのことを教えてくれている掛が天火同人なのだと思っています。
大まかな意味
公平公正・公明正大であることが成功に繋がります。決してひとりで事を成そうとしないでください。チームで動き、尊重して高め合って行きましょう。
おのずと難しいと思われていたことも可能になります。
また、何かから選ばれるという物事(入試・資格・転職・就職など)にも良い掛です。
簡単な運勢
次に運勢を見る人もいると思うので、簡単な運勢をお伝えしていきます。
願いごとやビジネス・仕事運・投資の運勢
- 占的:叶い(成就し)ます。
- ビジネス:順調に行きます。また共同のビジネスや協力者がいるとより良いです。
- 投資:良い時期。ただし今より上はない状況で、天変地異や社会情勢に影響を強く受ける出来事が起こるかもしれません。
- 就職:良いです。しかし競争相手が多くなる可能性があります。
- 開業:良い時期なので大丈夫です。好調になりますが、慢心していると足元をすくわれます。
- 転職:良いです。
- 方角:南、西北
- 色:赤・白
天火同人(てんかどうじん)の時は何事もうまく行きやすいが注意が必要
天火同人の時は何事もうまく行くと思って良いです。ただし、慢心や偏屈な態度には注意が必要になります。また、できるなら気持ちが同じである人と行動するとより良い結果が得られます。
この記事では天火同人の大まかな意味や概要をお伝えしています。そのため個人の趣味の範疇を超えません。ビジネスや投資・人生に活かすのであれば、経験豊富で知識レベルの高いプロに占ってもらうことをお勧めします。
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